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漢方処方製剤~H30漢方生薬問題全問解説

項目別出題数第1位
漢方生薬問題

わざわざ「漢方処方製剤」という項目があるので、必ずといっていいほど出題されます。得点源にしたいところです。平成30年度も九州沖縄ブロック以外すべてのブロックで1問から2問出題されています。

「出題漢方」  黄連解毒湯  防已黄耆湯 防風通聖散 大柴胡湯 清上防風湯

北海道・東北ブロック

問 34
下の記述は、漢方処方製剤に関するものである。記述に該当する漢方処方 製剤として正しいものはどれか。

体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。構成生薬 としてカンゾウを含む。まれに重篤な副作用として肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症が起こることが知られている。

1 黄連(おうれん)解毒(げどく)湯(とう)
2 防已黄耆(ぼういおうぎ)湯(とう)
3 防風通(ぼうふうつう)聖散(しょうさん)
4 大柴(だいさい)胡(こ)湯(とう)
5 清上(せいじょう)防風(ぼうふう)湯(とう)

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正解:2
キーワード
防己黄耆湯:水ぶとり カンゾウ含む

近畿ブロック

問 35

漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 一般の生活者においては、「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」などという誤った認識がなされていることがある。
b 漢方薬を使用する場合は、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが重要である。
c 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、中薬と呼ばれ、漢方薬のうちに含まれる。
d 基礎疾患やアレルギー歴が不明確な患者においては、漢方処方製剤が積極的に使用されるべきである。

1 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正
2 (a)正 (b)正 (c)正 (d)誤
3 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤
4 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)正
5 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)正

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正解:3

a 正
b 正
c 誤:漢方薬とは明らかに別物
d 誤:重篤な副作用が起きることがあるので、安易に使用してはならない。

問 36

漢方処方製剤に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

( a )は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。構成生薬としてカンゾウを含む。
( b )は、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚の痒み、口内炎に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)では不向きとされる。
( c )は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

1 (a)防已黄耆湯  (b)黄連解毒湯  (c)清上防風湯
2 (a)防已黄耆湯  (b)清上防風湯  (c)黄連解毒湯
3 (a)清上防風湯  (b)防已黄耆湯  (c)黄連解毒湯
4 (a)黄連解毒湯  (b)防已黄耆湯  (c)清上防風湯
5 (a)清上防風湯  (b)黄連解毒湯  (c)防已黄耆湯

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正解:1
キーワード
b黄連解毒湯:のぼせぎみ 鼻出血 重篤な副作用ー肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症
c清上防風湯:赤ら顔 赤鼻 カンゾウ含む

関東・甲信越ブロック

問題 35
次の記述に当てはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを1つ選びなさい。

体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適する。

1 防風通聖散
2 小青竜湯
3 清上防風湯
4 当帰芍薬散
5 八味地黄丸

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正解:1
キーワード
1 防風通聖散:体力充実、腹部に皮下脂肪、蓄膿症 小児に対する適用ない。カンゾウ、マオウ、ダイオウ含む

北陸・東海ブロック

問 36

一般用医薬品として使用される漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 漢方処方製剤を使用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待でき、合わない漢方処方が選択されたとしても、副作用を招きにくいとされる。
2 漢方処方製剤の使用においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがある。
3 漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものがあり、同じ生薬を含む漢方処方製剤を併用した方が効果が高く、副作用の恐れもない。
4 漢方処方製剤には、医療用医薬品と相互作用を示すものはない

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正解:2
1、「証」に適さない使用のために、副作用が引き起こす場合もあります
3、作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなる恐れがあります
4、示す恐れがあります

首都圏ブロック

問 37

漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 防風通聖散は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされる。
b 防已黄耆湯は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
c 黄連解毒湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
d 大柴胡湯は、体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。

1 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)正
2 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤
3 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)誤
4 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)正
5 (a)誤 (b)誤 (c)誤 (d)正

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正解:5
a 誤:清上防風湯
b 誤:防風通聖散
c 誤:防已黄耆湯
d 正

大阪

問34
次の記述に該当する漢方処方製剤を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適するとされる。構成生薬としてカンゾウを含む。

1 大柴胡湯  2 防風通聖散 3 防已黄耆湯 4 黄連解毒湯 5 清上防風湯

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正解:3
キーワード
大柴胡湯:体力充実 脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、 ダイオウ含む
他の漢方説明は上記質問解答解説参考

奈良

問 35

漢方の特徴・漢方薬使用における基本的な考え方に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、漢方薬とは明らかに別物である。
b 患者の「証」(体質及び症状)に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できるが、合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる。
c 漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少なく、重篤な副作用は起きない。
d 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であれば、生後3ヶ月未満の乳児にも使用することができる。

1(a、b)
2(a、c)
3(b、d)
4(c、d)

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正解:1
a 正
b 正
c 誤:一般の生活者においてのご認識
d 誤:できない。

中国ブロック

問 37

以下の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適するものはどれか。

体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)では不向きとされる。

1 大柴胡湯
2 黄連解毒湯
3 防已黄耆湯
4 防風通聖散

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正解:2
キーワード
黄連解毒湯:のぼせぎみ 鼻出血 重篤な副作用ー肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症

四国ブロック

問 33
漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤と同じものである。
b 漢方薬はすべからく作用が穏やかで、間質性肺炎などの重篤な副作用が起きることはない。
c 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみに適すとされる。
d 防風通聖散は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの肥満症に適し、胃腸が弱く下痢しやすい人でも使用できる。

1 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正
2 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正
3 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)誤
4 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)正
5 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤

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正解:5

a 誤:別物
b 誤:重篤な副作用が起きる怒れがある
c 正
d 誤:胃腸が弱く下痢しやすい人でも使用できる。→不向きとされている
選択肢dは、難問。通常漢方薬の説明は、内容自体変更されることはないが、この問題は変更されている。
ただ、防風通聖散はマオウ、カンゾウ、ダイオウが含まれていることを覚えていれば、
胃腸が弱い人には不向きなことが想像でき、ひっかけに気が付くことができる。

※問題解説に関しましては、テキスト「アフロ先生と学ぶ登録販売者合格テキスト」及び、厚生労働省試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)をもとに弊社独自に作成したものです。
内容については一切保証いたしません。

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