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解熱鎮痛薬~R1漢方生薬問題全問解説

項目別出題数第6位

解熱鎮痛薬は、5ブロックで1問から2問出題されています。今年は、漢方薬が多く出題されました。

「出題漢方」  芍薬甘草湯  呉茱萸湯  桂枝加朮附湯 釣藤散 薏苡仁湯 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 疎経活血湯
「出題生薬」  シャクヤク(芍薬)  ボウイ(防已) ショウキョウ(生姜) 

北陸・東海ブロック

問3

下の記述は、鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤はどれか。 
 
体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避ける。 
まれに重篤な副作用として、肝機能障害のほか、間質性肺炎、鬱血性心不全や心室頻拍を生じることが知られており、心臓病の診断を受けた人では使用を避ける必要がある。 
 

1 桂枝加朮附湯      
2 薏苡仁湯        
3 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 
4 呉茱萸湯        
5 芍薬甘草湯

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正解:5

首都圏ブロック

問 3

解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 
 
a アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。 
 
b エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強く、予期せぬ作用の増幅が懸念されることから、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合してはならないとされている。 
 
c ボウイは、フトミミズ科の Pheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。 
 
d 現在では、イソプロピルアンチピリンが一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分となっている。 
 

1 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正 
2 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)誤 
3 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤 
4 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)正 
5 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤 

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正解:1
a正
b誤:痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い。例えば、アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組合せは、それぞれの頭文字から「ACE処方」と呼ばれる。

c誤:ボウイ(防已)→ジリュウ(地竜)
ボウイ(防已);ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓 つる 367 性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。
日本薬局方収載のボウイは、煎薬として筋肉痛、神経痛、関節痛に用いられる。

d正

問 4

鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 
a 芍薬甘草湯は、体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされ、比較的長期間(1ヶ月位)服用されることが望ましい。
 
b 薏苡仁湯は、体力中等度なものの関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。 
 
c 疎経活血湯は、体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 
 
d 呉茱萸湯は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 
 

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

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正解:3
a誤:症状のある時のみの服用にとどめ、連用は避ける
b正
c正
d誤:呉茱萸湯→桂枝加朮附湯、桂枝加苓朮附湯  
呉茱萸湯;体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐 きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。

奈良

問 4

解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしにくい。
b アセトアミノフェンは、内服薬のほか、専ら小児の解熱に用いる坐薬に配合されている場合もあるので、このような同じ成分を含む医薬品を併用することがないよう注意が必要である。
c イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を低下させる。
d シャクヤクは、鎮痛鎮痙作用を示し内臓の痛みにも用いられる。

1 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)誤
2 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤
3 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤
4 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)正
5 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正

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正解:4
a ×起こしやすい

問 5

次の記述に当てはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを1つ選びなさい。

 体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。ただし、症状のあるときのみの服用にとどめ、連用は避ける。
 まれに重篤な副作用として、肝機能障害のほか、間質性肺炎、うっ血性心不全や心室頻脈を生じることが知られており、心臓病の診断を受けた人では使用を避ける必要がある。

1 芍薬甘草湯 
2 桂枝加朮附湯
3 薏苡仁湯  
4 疎経活血湯 
5 釣藤散 

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正解:1
1 筋肉の痙攣、こむらがえり=芍薬甘草湯(通称、しゃっかん)

四国ブロック

問 10

漢方処方製剤とその主な適応症の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。 
 
 (漢方処方製剤) (主な適応症) 
a 芍薬甘草湯 - 筋肉の痙攣、腹痛 
b 抑肝散   - 発熱、胃炎 
c 六君子湯  - 強心作用 
d 桔梗湯   - 扁桃炎 
 

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d) 

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正解:2

a正
b誤:神経症、不眠症
c誤:胃炎、胃腸虚弱
d正

九州・沖縄ブロック

問 6

解熱鎮痛薬に含まれる成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。 
 
ア イブプロフェンは、全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病のある人において無菌性髄膜炎を生じやすい。 
イ サザピリンは、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分となっている。 
ウ ショウキョウは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。 
エ メトカルバモールには骨格筋の緊張をもたらす脊髄反射を抑制する作用があり、骨格筋の異常緊張、痙攣・疼痛を伴う腰痛、肩こり、筋肉痛、関節痛、神経痛、打撲、捻挫等に用いられる。 
 

1(ア、ウ) 2(ア、エ) 3(イ、ウ) 4(イ、エ)  

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正解:2

ア正
イ誤:非ピリン系、唯一のピリン系はイソプロピルアンチピリン
ウ誤:ボウイの説明
ショウキョウ;ショウ ガ科のショウガの根茎を基原とする生薬。発汗を促して解熱を助ける作用を期待して配合されている。

エ正

※問題解説に関しましては、テキスト「アフロ先生と学ぶ登録販売者合格テキスト」及び、厚生労働省試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)をもとに弊社独自に作成したものです。
内容については一切保証いたしません。

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