ニュース&トピックス

眠気を促す薬~R1漢方生薬問題全問解説

項目別出題数第7位

眠気を促す薬は、7ブロックから出題。効用のほか、服用期間や、証(体力の有無)なども問われている。
「出題漢方」  加味帰脾湯 抑肝散, 抑肝散加陳皮半夏, 柴胡加竜骨牡蛎湯 
「出題生薬」  チョウトウコウ, サンソウニン

北海道・東北ブロック

問 25

次の記述は、神経質・精神不安・不眠等の症状の改善を目的とした漢方処方製剤に
関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

a 酸棗仁湯は、比較的短期間服用されることが多い。
b 抑肝散は、心不全を引き起こす可能性がある。
c 加味帰脾湯は、体力中等度以上の人に適すとされる。
d 柴胡加竜骨牡蛎湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人では不向きとされている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

解答解説はこちらをクリック

正解:3

a誤:1週間位服用して症状の改善がみられない場合には、漫然と服用を継続せず、医療機関を受診するなどの対応が必要である。

b正
c誤:体力中等度以下
d正

北陸・東海ブロック

問4

眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 
 
a ジフェンヒドラミン塩酸塩を含有する催眠鎮静薬を服用する場合は、飲酒を避ける必要がある。 
 
b ブロモバレリル尿素は、反復して摂取しても依存を生じることはない。 
 
c 酸棗仁湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症、神経症に適すとされるが、胃腸が弱い人、下痢又は下痢傾向のある人では、消化器系の副作用(悪心、食欲不振、胃部不快感等)が現れやすい等、不向きとされる。 
 
d 抑肝散は、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされるが、心不全を引き起こす可能性がある。 
 

1 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)誤 
2 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正 
3 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)正 
4 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤 
5 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)正 

解答解説はこちらをクリック

正解:2
b誤:依存を生じる

首都圏ブロック

問 5

眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 
 
a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象としている。 
 
b チョウトウコウは、クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して用いられる。 
 
c 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。 
 
d 抑肝散は、体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされる。 
 

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

解答5

解答解説はこちらをクリック

正解:5
a誤:睡眠改善薬として一時的な睡眠障害(寝きが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人や、 医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象とするものではない。

b誤:チョウトウコウ(釣藤鈎)→サンソウニン(酸棗仁)
c正
d正

関西広域連合・福井

問8

神経質、精神不安、不眠等の症状の改善を目的とした漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 
 
a 加味帰脾湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの精神不安や神経症、不眠症に適している。 
b 柴胡加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症に適している。 
c 酸棗仁湯は、体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状、神経症に適している。 
d 抑肝散は、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの不眠症などに用いられ、また小児夜なきにも適している。 
 

1 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤 
2 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤 
3 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)正 
4 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正 
5 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)正 

解答解説はこちらをクリック

正解:4
a正
b誤: 柴胡加竜骨牡蛎湯→酸棗仁湯
c誤: 酸棗仁湯→柴胡加竜骨牡蛎湯
d正

四国ブロック

問 3

眠気を促す薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。 
 
a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用は弱い。 
b 脳内におけるヒスタミン刺激が低下すると眠気が促されるため、この作用を期待してブロモバレリル尿素が配合されている製品がある。 
c センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウの生薬成分が複数配合されている製品がある。 
d アリルイソプロピルアセチル尿素は、反復して摂取すると依存を生じ、これらの成分が配合された医薬品は、本来の目的から逸脱した使用(乱用)がなされることがある。 
 

1 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤 
2 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)正 
3 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正 
4 (a)誤 (b)誤 (c)誤 (d)正 
5 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤 

解答解説はこちらをクリック

正解:4

a誤:弱い→強い
b誤:脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用
c誤:ない
※神経の興奮・緊張緩和を期待してチョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、チャボトケイソウ、ホップ等の生薬成分が複数配合されている製品がある。(手引きP72 )
d正

九州・沖縄ブロック

問 8

以下の生薬成分のうち、眠気を促す薬に含まれるものの組み合わせを下から一つ選びなさい。 
 
ア ホップ 
イ ブシ 
ウ カノコソウ(別名キッソウコン) 
エ ヨクイニン 
 
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ) 

解答解説はこちらをクリック

正解:2

ア、ウ正解
ホップ;:ヨーロッパ南部から西アジアを原産とするアサ科のホップ Humulus lupulus L. の成熟した球果状の果穂が薬用部位となる。
カノコソウ;オミナエシ科のカノコソウの根茎及び根を基原とする生薬

イ、ブシ(附子);キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示すが、アスピリン等と異なり、プロスタグランジンを抑えないことから、胃腸障害等の副作用は示さない。 なお、ブシは生のままでは毒性が高いことから、その毒性を減らし有用な作用を保持する処理を施して使用される。

エ、ヨクイニン(薏苡仁);イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬で、肌荒れやいぼに用いられる。 ビタミンB2主薬製剤やビタミンB6主薬製剤、瀉下薬等の補助成分として配合されている場合もある。

※問題解説に関しましては、テキスト「アフロ先生と学ぶ登録販売者合格テキスト」及び、厚生労働省試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)をもとに弊社独自に作成したものです。
内容については一切保証いたしません。

R1漢方生薬問題全問解説 TOPページへ戻る

「eラーニングをすべての人に!」
株式会社キバンインターナショナル KiBAN INTERNATIONAL CO.,LTD.
Web : http://elearning.co.jp
E-mail : international@kiban.jp
担当:takeuchia