ニュース&トピックス

腸の薬~R1漢方生薬問題全問解説

項目別出題数第9位

腸の薬は、5ブロックで出題されています。この年は、生薬が多かったです。基原など問われる難問もありました。副作用は覚えましょう。

「出題漢方」  桂枝加芍薬湯,大 黄甘草湯, 大黄牡丹皮湯, 麻子仁丸
「出題生薬」  センナ,ダイオウ,コバイシ,オウバク,オウレン,ヒマシ油,ケンゴシ,プランタゴ・オバタ,ジュウヤク,アロエ 

北関東甲信越ブロック

問 25

瀉下薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 
 
a センナは、流産・早産を誘発するおそれがある。 
 
b ダイオウは、吸収された成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を生じさせるおそれがあり、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。 
 
c ヒマシ油は、主に誤食・誤飲等による中毒の場合など、腸管内の物質をすみやかに体外に排除させなければならない場合に用いられるが、防虫剤等を誤って飲み込んだ場合に使用すると、防虫剤等に含まれる脂溶性物質がヒマシ油に溶け出して、中毒症状を増悪させるおそれがある。
 
d 硫酸マグネシウムは、血液中の電解質のバランスが損なわれ、心臓の負担が増加し、心臓病を悪化させるおそれがある。 
 

1 (a)正 (b)正 (c)正 (d)誤 
2 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正 
3 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)誤 
4 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)正 
5 (a)正 (b)正 (c)正 (d)正 

解答解説はこちらをクリック

正解:1
d誤:硫酸ナトリウムなどのナトリウム成分に関する説明
マグネシウム成分は、腎臓病に注意

首都圏ブロック

問 13

腸の薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 
 
a トリメブチンマレイン酸塩は、消化管(胃及び腸)の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する作用があるとされている。 
 
b 収斂成分を主体とする止瀉薬は、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。 
 
c ゴバイシは、ミカン科のキハダ又はフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮を基原とし、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。
 
d ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。 
 

1 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)正 
2 (a)誤 (b)誤 (c)誤 (d)正 
3 (a)正 (b)正 (c)正 (d)誤 
4 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤 
5 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)正 

解答解説はこちらをクリック

正解:5
c誤:オウバク;ミカン科のキハダ又はフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮を基原とする生薬
コバイシ;ウルシ科のヌルデの若芽や葉上にアブラムシ科のヌルデシロアブラムシが寄生し、その刺激によって葉上に生成したのう状虫こぶを基原とする生薬

問 14

腸の薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 
 
a ヒマシ油は、ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた油を用いた生薬で、大腸を刺激して排便を促すことを目的として用いられる。 
 
b ケンゴシは、ヒルガオ科のアサガオの種子を基原とする生薬で、大腸刺激による瀉下作用を期待して配合されている。 
 
c プランタゴ・オバタの種子又は種皮は、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる。 
 
d マルツエキスは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。 
 
1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d) 

解答解説はこちらをクリック

正解:3
a誤:小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激すること で瀉下作用をもたらすと考えられている。

b正
c正
d顎:主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている。

中国ブロック

問 20

瀉下薬に配合される生薬とその基原の関係が正しいものの組み合わせはどれか。 
 
  【生薬名】    【基原】 
a センナ   - マメ科のチンネベリセンナ又はアレキサンドリアセンナの根茎 
b ジュウヤク - ドクダミ科のドクダミの花期の地上部 
c アロエ   - ユリ科のキダチアロエの葉から得た液汁を乾燥したもの 
d ケンゴシ  - ヒルガオ科のアサガオの種子 
 

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d) 

解答解説はこちらをクリック

正解:4
a誤:根茎→小葉
b正
c誤:ユリ科のケープアロエ等の葉から得た液汁を乾燥したものを基原とする生薬
d正

四国ブロック

問 12

腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。 
 
a 桂枝加芍薬湯は、体力中等度以下で腹部膨満感のある人のしぶり腹、腹痛、下痢、便秘に適する。 
 
b 麻子仁丸は、体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちなものの月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔疾に適する。  

c 大黄牡丹皮湯は、体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔の緩和に適する。 
 
d 大黄甘草湯に含まれるダイオウは、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られているため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避けることとされている。 
 

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 

解答解説はこちらをクリック

正解:2

a正
b誤:大黄牡丹皮湯
c誤:麻子仁丸
d正

※問題解説に関しましては、テキスト「アフロ先生と学ぶ登録販売者合格テキスト」及び、厚生労働省試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)をもとに弊社独自に作成したものです。
内容については一切保証いたしません。

R1漢方生薬問題全問解説 TOPページへ戻る

「eラーニングをすべての人に!」
株式会社キバンインターナショナル KiBAN INTERNATIONAL CO.,LTD.
Web : http://elearning.co.jp
E-mail : international@kiban.jp
担当:takeuchia