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小児鎮静薬~R1漢方生薬問題全問解説

項目別出題数第10位

小児鎮静薬も、毎年多くのブロックで出題されています。漢方に関しては眠気を促す薬としても使用されます。生薬に関しては強心薬ともかぶりますね。各作用を問われるものの他、小児用であるため、小児薬全般の問いが半々ぐらい出題されているのが特徴です。

「出題漢方」  小建中湯  柴胡加竜骨牡蛎湯   桂枝加竜骨牡蛎湯 
「出題生薬」  レイヨウカク(羚羊角) ジャコウ(麝香) ユウタン(熊胆) ゴオウ(牛黄) 

北関東甲信越ブロック

問 7

小児の疳及び小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 
 
a 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状が、成長に伴って自然に改善することはまれである。 
 
b 漢方処方製剤は、1歳未満の乳児には使用しないこととなっている。 
 
c 漢方処方製剤として、小建中湯がある。 
 
d ジャコウは、主として健胃作用を期待して用いられるが、グリチルリチン酸の摂取量には注意が必要である。 
 

1 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)誤 
2 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)正 
3 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)誤 
4 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正 
5 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤 

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正解:5
a誤:成長に伴って自然に治まるのが通常である。
b誤:漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。
c正
d誤:カンゾウについての説明
ジャコウ;シカ科のジャコウジカの雄の麝 じゃ 2003 香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

首都圏ブロック

問 8

小児の疳、小児鎮静薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 
 
a 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状については、成長に伴って自然に治まるのが通常である。 
 
b 桂枝加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合、作用が比較的緩和なため、長期間(1ヶ月間位)服用して様子をみることが望ましい。 
 
c レイヨウカクは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。 
 
d 鎮静と中枢刺激のように相反する作用を期待する生薬成分が配合されている場合もあるが、身体の状態によってそれらに対する反応が異なり、総じて効果がもたらされると考えられている。
 
 
1 (a)正 (b)正 (c)正 (d)正 
2 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)正 
3 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤 
4 (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正 
5 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)誤  

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正解:4
b誤:1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専門家に相談する等、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直すなどの対応が必要である。 (手引きP81 )

奈良

問 9

小児の疳を適応症としる生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品である。
b 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
c 配合される生薬成分は、いずれも古くから伝統的に用いられており、作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用がない。
d 柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合、1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、さらに1週間位服用して様子を見ることが望ましい。

1 (a)誤 (b)正 (c)正 (d)誤
2 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正
3 (a)正 (b)正 (c)正 (d)誤
4 (a)誤 (b)誤 (c)誤 (d)正
5 (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤

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正解:5
c ×副作用がないはウソ
d ×効果が見られないときは受診。「さらに服用する」は誤り。

四国ブロック

問 9

次の生薬成分のうち、小児の疳を適応症とする漢方処方製剤に配合され、鎮静作用のほか血液の循環を促す作用があるとされるものを1つ選びなさい。 
 

1 オウレン  
2 ラタニア  
3 シャクヤク 
4 ユウタン  
5 ゴオウ   

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正解:5

※熊胆(ユウタン)も配合されているが、健胃薬として。
(手引きP96)クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。同様の作用を期待して、ウシ等に由来する動物胆が用いられることもある。

※問題解説に関しましては、テキスト「アフロ先生と学ぶ登録販売者合格テキスト」及び、厚生労働省試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)をもとに弊社独自に作成したものです。
内容については一切保証いたしません。

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