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痔の薬~R1漢方生薬問題全問解説

痔の薬は、3ブロックで出題されています。単独ではなく、医薬品の成分として出題されることがほとんどです。

「出題漢方」  乙字湯
「出題生薬」  シコン(紫根) 

首都圏ブロック

問 22

外用痔疾用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 
 
a ジブカイン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。 
 
b 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントインが用いられる。 
 
c ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。 
 
d シコンはシソ科のコガネバナの根を基原とする生薬で、止血効果を期待して用いられる。 
 

1 (a)正 (b)正 (c)正 (d)正 
2 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)誤 
3 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)正 
4 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正 
5 (a)正 (b)正 (c)正 (d)誤

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正解:5
d誤:シコン;ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、新陳代謝促進、殺菌、抗炎症等の作用を期待して用いられる。

① オウゴン、セイヨウトチノミ
オウゴンはシソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬、セイヨウトチノミはトチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、いずれも主に抗炎症作用を期待して用いられる。
② カイカ、カイカク
カイカはマメ科のエンジュの 蕾つぼみを基原とする生薬、カイカクはマメ科のエンジュの成熟果実を基原とする生薬で、いずれも主に止血効果を期待して用いられる。

四国ブロック

問 18

痔及び痔疾用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
 
a 痔核は、便秘等により硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の便に含まれる多量の水分が肛門の粘膜に浸透して炎症を起こしやすくなった状態で、勢いよく便が通過する際に粘膜が傷つけられることで生じる。 
b 坐剤及び注入軟膏は、局所に適用されるものであるため、全身的な影響を考慮する必要はない。 
c クロタミトンは、比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として、配合されている場合がある。
d 乙字湯は、体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核、切れ痔等に適すとされるが、体の虚弱な人や胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされる。 
 

1 (a)誤 (b)誤 (c)誤 (d)正 
2 (a)正 (b)正 (c)正 (d)誤 
3 (a)誤 (b)正 (c)誤 (d)誤 
4 (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤 
5 (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正 

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正解:1

a誤:痔核→裂肛
b誤:坐剤及び注入軟膏では、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがある(手引きP126)
c誤:クロタミトンは、局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して、熱感刺激を生じさせる。
d正

九州・沖縄ブロック

問 19

痔及び痔疾用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
 
ア 痔瘻は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿を生じた状態で、体力低下等により抵抗力が弱まっているときに起こりやすい。 
イ 痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として、ジブカイン塩酸塩のような局所麻酔成分が用いられる。 
ウ シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、新陳代謝促進、殺菌、抗炎症等の作用を期待して用いられる。 
エ 痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、プレドニゾロン酢酸エステルのようなステロイド性抗炎症成分が配合されている場合がある。 
 

1 (ア)正 (イ)正 (ウ)正 (エ)正 
2 (ア)正 (イ)誤 (ウ)正 (エ)誤 
3 (ア)誤 (イ)正 (ウ)正 (エ)誤 
4 (ア)誤 (イ)正 (ウ)誤 (エ)誤 
5 (ア)誤 (イ)誤 (ウ)誤 (エ)正 

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正解:1

※問題解説に関しましては、テキスト「アフロ先生と学ぶ登録販売者合格テキスト」及び、厚生労働省試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)をもとに弊社独自に作成したものです。
内容については一切保証いたしません。

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