アフロ先生アシスタントの川崎さん

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アフロ先生アシスタントの本田さん

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アフロ先生のアシスタントさんが、H29年度登録販売者試験(奈良)より、問題をピックアップして、楽しいパンダに扮し詳しい解説講義をしてくれました。youtubeで無料で順次公開中です!!

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問題5~医薬品の投与量と効果又は毒性~


次の記述は医薬品の投与量と効果又は毒性に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

医薬品の投与量と効果又は毒性の関係は、薬物用量を( a )させるに伴い、効果の発現が検出されない( b )から、最小有効量を経て( c )に至る。

1(a) 増加 (b)無作用量 (c)治療量
2(a) 減少 (b)無作用量 (c)治療量
3(a) 減少 (b)最小致死量 (c)中毒量
4(a) 増加 (b)最小致死量 (c)中毒量

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「正解:1」

【問題5の詳しい解説】
本文、「効果の発現を検出されない」と読んだだけで減少ではなく増加だということがわかれば良いなと思います。

なので答えが1番と4番と言うことに絞られます。
そして1番と4番のどちらかだとわかれば、4番の最小致死量と中毒量に着目すると下から薄い順番に増加していっているときに最小致死量が中毒量より先に来る事は無いですね。量が増えると中毒の後に死ぬのですから。そう考えると4番が×で1番が答えとなります。

アフロ先生のテキストに書いてあるこの図ですね。容量が増えていくに従って無作用量から治療量、この無作用量と治療量の間の濃度が最小有効量なんですけど、そこから中毒量にいって致死量にいく、この中毒量と致死量の間の濃度が最小致死量なのですがこの図が頭に入ってると答えがわかると思います。
この図をぜひ覚えていただきたいなと思います。
イメージとしては濃度がだんだん増えていくに従って無作用量という効かない領域からちょうどいい治療量、効く容量に
なって、増えすぎると中毒になってさらに増えると死ぬという順番だということをイメージしていくとわかりやすいかと思います。

問題 29~医薬品の吸収と代謝ついて~


医薬品の吸収と代謝に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a 消化管からの吸収は、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散して
いく現象ではなく、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。
b 鼻腔粘膜を介して吸収された薬物は、初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に
分布する。
c 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合、浸透する量は
皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受けない。
d 坐剤は、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるため、
内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

解答解説はこちらをクリック
「正解:3」

【問題29の詳しい解説】

この出題形式では2つ位問題の答えがわかると絞れることが多いです。そのため必ずしも(a)から解かなくてもよくて、自分のわかるところから解いていきましょう。
実はこの問題ではabcdの中では(a)が一番難しくわかりにくいのでbcdから解いていった方がいいかなと思います。今回は逆に(d)から順番に解いていきましょう。

(d)正。

吸収が早いからわざわざお尻から入れるのです。口から飲めない人でも点滴という手段があります。これがポイントです。

(c)誤。

影響を受けます。
怪我したところと怪我してないところで吸収が同じだと言うのはやはり少し違和感ありますよね。
実際皮膚の場合は1番外側の表皮が外側から入ってくるものをバリアとなってブロックしますので、そこに傷が付いているかいないかで、吸収率がまったく変わってくるんですね。表皮の下の真皮にまでしか血管がきていませんので、傷口ができていて真皮が露出しているというような事は、直接血管からより吸収されやすいということが言えます。皮膚の状態によって吸収はとても影響を受けます。

この段階で3の(b)(d)が答えだということがわかってしまうんですね。自信のある方は先に進んでいただいて時間があったら見直しで戻ってきてもらえればと思うんですけど本番の時はですね。でも自信がない方のために一応(a)(b)も解いてみましょう。

(b)正。

ここで考えなければならないのは普通、口から飲まれた薬はどうなるかと言うこと。
胃の中で分解されつつ小腸にたどり着いてですね、小腸からまず吸収されるんですね。これを(a)に書かれているような感じの内容で吸収されるんですけど、その吸収された後に小腸の周りにある血液から最初に肝臓に入って、全身に循環する前に1回肝臓で分解代謝を受けるんですよ。これを難しい言葉で初回通過効果といいます。とにかく全身に入る前に一回肝臓である程度の割合が代謝されちゃうんですね。それから全身に行くので結構限られた割合にしか全身周っていかないと言うことがあります。でも鼻腔粘膜の場合は直接鼻腔の粘膜から肝臓を通過しないで心臓に入って全身を周るので、吸収されたものが速やかに分解されることなく全身を周るという。これが鼻腔粘膜の吸収のメリットですね。

(a)誤。

日本語の問題でわかりにくいと思うんですが、そもそも受動拡散と能動拡散と言う言葉について勉強しましょう。
受動拡散というのは濃度の高い方から低い方へ、つまり均一になるように勝手に広がっていくのが受動拡散ですね。能動拡散はわざわざ濃度の低い方から高い方へ自然に行かないので不自然にポンプのように広げていく。これをわざわざやると言う意味で能動拡散といいます。実際、消化管からの医薬品の吸収はある一部の薬剤を除いて基本的に溶けた場所が一番濃度が高いですからその濃度が高い所からの濃度が低い消化管内に広がります。一部そういう風になりにくいものとかはポンプみたいなものを使ってわざわざ広げていく。基本的には濃度の高い所、解けた場所が一番高いですからそこから全身の薄いところへ受動拡散で広がっていくというのが一般的な消化管からの薬物の吸収の方式です。

問題34~医薬品の副作用について~

全身的に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等
の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態で
ある。
b ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の
一種である。
c 偽アルドステロン症は、医薬品と食品との相互作用で起きることがある。
d 医薬品の使用が原因で血液中の血小板が減少し、鼻血、歯ぐきからの出血、手足
の青あざ(紫斑)等の症状が現れることがある。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正

解答解説はこちらをクリック

正解:3

a 正。
ここでは、SJSとTENの違いがわからなくてはなりません。

『皮膚粘膜眼症候群(スティーブンズ・ジョンソン症候群)』・・・
38度の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷用の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうち全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態

『中毒性表皮壊死融解症(TEN)』・・・
38度以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水泡、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態

ポイントは、「SJSがひどくなったらTENになる」と言う事です。

b 誤。遅延型 ではなく、即時型 が正解。

c 正。
偽アルドステロン症の副作用を引き起こす有名な薬剤は「カンゾウ」。カンゾウはお茶などにも含まれることがあり、医薬品と食品の相互作用が起こることがある。

d 正。
血小板が凝固の働きをしていると言う事がわかれば、正しい答えだとイメージしやすいですね。
(※参考 手引きP46~48)

問題55~特定販売(ネット販売)について~

店舗販売業者が行う特定販売に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ
選びなさい。

a 当該店舗に貯蔵し、又は陳列している一般用医薬品及び要指導医薬品を販売することができる。
b 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告をするときは、都道府県知事及び厚生労働大臣が容易に閲覧できるホームページで行わなければならない。
c 特定販売を行うことについて広告をするときは、医薬品のリスク区分ごとに表示する必要はない。
d 特定販売を行う場合は、一般用医薬品を購入しようとする者から対面又は電話により相談応需の希望があったとしても、対面又は電話によらず情報提供を行えばよい。

a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 正 正

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正解:2

全体的に難しい問題ですね。
a 誤。要指導医薬品は対面での販売が絶対ですね。
b 正。承認する都道府県知事や厚生労働大臣がホームページを見れなくては意味がありません。
c 誤。リスク分類ごとに表示しなければなりません。
d 誤。一見難しいように見えますがとても簡単な事を言っています。これは、購入者の相談応需があった方法と同じ方法で情報提要を行えばよいと言う事です。つまり対面であれば対面、電話であれば電話で相談に答えてあげればいいのです。
(※参考 P234~236)

問題56~濫用のおそれのあるもの~


濫用のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(平成26年厚生労働省告示第252号)に該当する有効成分として、誤っているものを1つ選びなさい。

1 ブロムワレリル尿素(別名:ブロモバレリル尿素)
2 カフェイン
3 ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
4 メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る。)

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「正解:2」

【問題56の詳しい解説】

大体このパターンで出てくるとカフェインが仲間外れがだと言うことを覚えておいておいてってください。
カフェインが常に混ざっていて仲間はずれはカフェインと言う問題が多いです。というのも中毒性があるし、容量も決まっているし、皆さんの中でも濫用の可能性があるものと言うイメージがあるんです。
けれど、実は252号の中には含まれていないんですね。

ちなみに252号に該当するものは

(3)ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
(4)ブロムワレリル尿素(別名:ブロモバレリル尿素)エ・フェドリン
・コデイン(鎮咳去痰薬に限る)
・プソイドエフェドリン
・メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る。)
この6個だと言うことを覚えておいていただけると良いかなと思います。ポイントはカフェインが含まれないと言うことです。

問題80~泌尿器用薬及びその配合成分~


泌尿器用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 尿量増加(利尿)作用を期待して、ソウハクヒが配合されている場合がある。
b 日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるも
のに用いられる。
c ウワウルシは、利尿作用のほかに尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
d 竜胆瀉肝湯は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残
尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適すとされるが、胃腸が弱く下痢し
やすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 正
4 誤 誤 正 誤
5 正 正 正 正

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「正解:5」

【問題80の詳しい解説】

知ってるものがあれば、知っているものから解いていきましょう。(a)は、難しい問題ですね。尿量増加、利尿作用を期待するものはソウハクヒ以外にたくさんあります。ちょっと覚えてくださいといえないので、(b)から解説します。

(b)正

「残尿感、排尿に際して不快感」と書かれているものは漢方としてはいっぱいあるんですが煎薬では「カゴソウ」と「ウワウルシ」の2種類だけなんですね。

(c)正

尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられるものは登録販売者の試験範囲だとウワウルシしかありません。

※この段階で答えが解ります。答えは5番になります。(b)(c)で少し怪しいと思ったら(d)に行きます。

(d)正

こしけ(おりもの)ここがポイントです。こしけ(おりもの)に効く漢方は2つしかありません。
竜胆瀉肝湯で、温経湯ですね。この2つの違いは、体力中等度以上でと書かれた時は竜胆瀉肝湯、温経湯は体力中等度以下の時に使用します。

(a)正

ソウハクヒと言うのは稀なんですが時間があって余裕がものすごいあれば利尿作用のあるような生薬をまとめてみるのもいいかなと思います。あまりオススメしませんね。ソウハクヒのようなものが出てきてしまった場合それは諦めていただくほうがいいのかなと思います。

問題 99~殺虫成分について~


次の記述に当てはまる殺虫成分として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と結合してその働きを阻害することにより、殺虫作用を示す。

a フェノトリン
b メトプレン
c プロポクスル
d ダイアジノン
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

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「正解:4」

【問題99の詳しい解説】

a 誤。 殺虫成分で唯一人体に適用されるということが大事かなと思います。これはシラミ駆除に使われることで有名なものです覚えておいて損は無いかと思います。

b 誤。昆虫が成長するのを阻害する成分となっております。
c 正。 カーバメイト系
d 正。 有機リン系

殺虫成分の問題になっております。はっきり言ってこの問題は捨ててもいい問題です。
高得点を狙いたい方,
余裕のある方だけがこの問題解説を聞いていただければ良いと思います。
アセチルコリンエステラーゼの阻害を機序にする殺虫剤は有機リン系、カーバメイト系の2つがあります。有機リン系にはダイアジン、カーバメイト系ではプロポクスルなどがありこれで答えのCDと言うことがわかります。

最低限覚えていて欲しい事はアセチルコリンエステラーゼ阻害作用があるのは有機リン系の殺虫剤とカーバメイト系の殺虫剤と言う事。がんばって名前を覚えるだけの余力のある人は覚えてください。虱に使われるのはどれかと言うのと、もっともっと余裕余力のある方は昆虫成長を阻害するものは何があるのかと言うものを確認してみてください。